最近興味のある日本各地・世界各地の鉱山について調べてみました
住友金属鉱山
鹿児島県北部の、鹿児島空港から車で約50分の場所にあります。
1985年の開始以来248トンの金を産出し、採算の採れる日本で唯一の金山です。
1トンに含まれる平均金量が約30g~40gを誇る(世界の金山の平均は3~5g)
現在も年間約6トンの金を産出する
菱刈鉱山の金鉱床は今から100万年前にできたと考えられ、
鉱床には65℃の温泉水が湧き出て、地元の湯尾温泉に供給されています
※住友金属鉱山HPより
<余談>
一般の人には公開されていないため、中に入ることができませんが、
地元の湯尾温泉に浸かって、金山に想いをよせるのも夢が膨らみますね。
当地金沢は、金泊の生産の9割以上を占めており、兼六園横の「金城霊澤」と名付けられた沢から、砂金が出たことで「金洗いの沢」と呼ばれ、「金沢」の名の由来となったとされています。パワースポットとして観光客に人気の場所になっています。
今日でも金沢市内を流れる犀川で砂金が見つけられるそうです。
地元番組でリポーターさんが奮闘した結果は、半日かけて川底をすくって、見つけた砂金のお値段は・・・30円くらい!
犀川の上流のどこかに、金の鉱脈が眠っているのかも?と想いを巡らせているだけの方がいいのかもしれません。
金沢では金箔を使った工芸品が沢山あります。
ボリビア南東部、ブラジルの国境沿いに位置し、アンデス山脈の万年雪を望む高地にある
ボリビアニータと呼ばれる、アメトリンの産地でアメジスト・シトリン・無色やラベンダーのクォーツやさまざまなクォーツも産出される。
10cm以上もある大きなアメジストのポイントの頭部にアメトリンがレインボーに輝く個体は、とても美しく感動的です。
アフガニスタンの東北部、ヤマガン峡谷にある約7000年前から続く、世界最古のラピスラズリの採れる鉱山。
ラピスラズリ・エメラルド・ルビー等の宝石が採掘される。
3700m~4300mの高地にあるため、気候条件が厳しく6月~11月までの期間しか採掘できない。
紀元前の頃と変わらぬ方法で、採掘されるため労働条件も厳しい。
また鉱山までの道もあまり整備されておらず、略奪などもあり過酷な状態であるが、
2006年政府が積極的に開発を進め、改善されつつあるようです。
ラピスラズリの主要成分は「ラズライト(青金石)」で、白い方解石と金色の黄鉄鉱が混じりあい、星空のような神秘的な輝きをもたらします。
まれに黄鉄鉱に本物の金が混じることもあるそうです。
ブラジル ミナス ジェライス州 トマス・ゴンザガ産水晶
ブラジル島南部
州名はポルトガル語で「宝石の鉱山」を意味する
同じ鉱山で水晶・金・ダイヤモンドが採掘される
気温が35度にもなる過酷な環境
世界でも指折りの高品質の水晶が採れ、その特徴は
・透き通る透明度
・母岩がほとんどない
・剣が先まで伸びている
・クラック部分に光が反射し、虹色の輝きを放つ個体も
・ポイントの中にポイントが見える、クォーツインクォーツがあることも